WEBサイトを構築し、顧客にとって価値のあるものを提供しながらも自社にとっても利益をもたらすサイトを運用するには戦略が必要です。
今回は、数々のクライアントのWEBサイトを緻密な分析のもと構築し、ニーズにあった情報を発信するメディアへと育ててきたマーケティングユニットが、WEBサイト構築に必要な戦略についてご紹介します。
目次
WEBサイトの構築とは
WEBサイト構築とは、新たにサイト、ホームページを制作し立ち上げたり、既存のサイトをリニューアルすることを指します。
サイトを「構築する」というと、HTMLやCSSなどを用いてコーディングすることをイメージする方もいるかもしれませんが、それだけではなく、WEBサイトを立ち上げる目的やゴールを設定する段階から、サイトの設計、開発までのすべての工程がWEBサイト構築には含まれています。
WEBサイト構築には戦略が必要
多くの企業にとって、Webサイトを構築し運用していくことは、特別ではなく当たり前の活動となっています。近年では、デザインやコーディングなどの専門的な知識がなくても構築することができるCMSを利用して、簡単にオウンドメディアなどのサイトを立ち上げることができるようになっています。
しかし、WEBサイトを構築すること自体がゴールではありません。
本来のWEBサイトが果たすべき、顧客の獲得、認知拡大といったWEBマーケティングにおける課題を解決するには、計画的な運用が大切です。
そのためには、WEBサイトの設計の段階から戦略を持って取り組み、入念なプランのもと構築していかなければなりません。
戦略のないWEBサイト構築が失敗する理由
具体的な戦略がないまま構築してしまうWEBサイトは、どのようなポイントで失敗してしまうのかご紹介します。
「誰に対して」伝えるかが定まっていない
WEBサイトを構築する上で明確に定めなければならないのが、「誰に対して」伝えるためのサイトなのか、という点です。
例えば、これまでの営業ではリーチできていない層を取り込むのか、新規顧客を獲得するのか、それとも優良顧客に特化した情報を発信するのかなど、自社のビジネス戦略として相応しいターゲットを設定します。
しかし、この点が曖昧なままサイトを構築してしまうと、どのターゲットにも届かないサイトとなり、失敗に終わってしまいます。
「何を」伝えるかが定まっていない
WEBサイトを構築して何を伝えたいのか、何を伝えるべきなのかが定まっていないと、顧客にとって有益なWEBサイトとは言えません。
「自社の提供する商品・サービスはこんなに素晴らしくて、熱い思いでマーケティングをしています」と発信しても、それが求められていない情報では価値は見出されません。
顧客の行動分析、緻密なコンテンツ設計なしでは、形だけの中身のないWEBサイトになってしまうでしょう。
「どうやって」伝えるかが定まっていない
誰に何を伝えるかが定まっていても、WEBサイトの各ページの中でどう表現するか、どう魅せるかという方針が決まっていなければ、そのWEBサイト構築は成功とは言えません。
伝えたい情報をただ羅列するだけではなく、ユーザーにとって必要な情報を取捨選択した上で掲載し、情報に優先度をつけて配置しなければなりません。
また、スマホやタブレット利用が多いユーザーのために、ついスクロールしたくなるようなエフェクトを使うのも効果的です。
自社のブランドや世界観などもWEBサイトを通して伝えられるようにしなくては、他社と差がつかないWEBサイトになってしまうでしょう。
成果の出るWEBサイト構築に必要な戦略
ここから、求める成果の出るWEBサイトを構築するために必要な戦略をご紹介します。
目的、目標を明確にする
Webサイト構築が成功するか失敗に終わるかは、目的と目標が明確に定まっているかにかかっていると言っても過言ではありません。それに加えて、ターゲット、コンセプトなども緻密な分析をした上で明確に設定しておかなければなりません。
これらの設定が曖昧な場合、Webサイトに一貫性がなくなってしまい、成果に繋がらないサイトになってしまいます。
また、目標を設定する際は、数値による指標を用いましょう。数値として表せない内容を目標に立てた場合、目標の達成度が適切に評価できなくなります。
正しいプロセスでサイトを構築する
WEBサイトを構築するには、企画、設計、制作と正しいプロセスで進めていくことが必要です。
もし、自社でWEBサイトを構築し、必要な部分だけ外注すると決めた場合、手順が決まっていれば、外注する際にも細分化して依頼ができ、無駄なコストをかけなくてすむようになります。
また、正しいプロセスでWEBサイトを構築していくと、適切な階層構造で情報も整理することができるため、ユーザーにとって見やすいサイトを作ることができます。
さらに、会社の中では同一プロジェクトを複数のスタッフで管理することもあるため、毎回同じ制作過程で進めた方が制作者側はより管理や更新が行いやすくなります。
顧客の導線を意識したコンテンツ
新聞や雑誌には大きく見出しがあり、読者が読みやすいように紙面上を誘導しますが、WEB上の画面も同様に、顧客ニーズの高い情報をテーマに沿って順序良く並べ、分かりやすいものである必要があります。
多くの人が利用するスマホやタブレットでは、PCで表示するよりも縦に長いページになる傾向にあります。あまりに長いとスクロール回数が多くなり、サイトの離脱に繋がる恐れがあるため、適切な長さにしてコンテンツを配置する必要があります。
WEBサイトにおいては、顧客導線という言葉があり、顧客のニーズ(目線)を導線に置き換えたもので、見せたいページに顧客をどう導くかというWEBサイト制作者側の意図を示します。
グラフィックやセンスある文言によってサイト内だけで顧客導線が完結するだけではなく、
サイト内で情報を得て、購入体験などを行いコンバージョンするまでの一連の流れを全体としてとらえることが大きなポイントです。
集客のための施策
WEBサイトを構築しても、サイトに顧客が集まらなければ情報を発信しても意味がありません。そこで、集客のための施策を設計段階から検討しなければなりません。
具体的には、SEO対策の状況を分析して課題を明確にするほか、ライバルサイトとの比較などを行い、WEB戦略を検討していきます。
その他にも、どのようなキーワードで検索されているかを分析して、検索動向に合わせたコンテンツを設置し、集客するようにします。
分析・改善の継続
WEBサイトは構築すれば完成ではなく、目標を明確化し、プロセスをつくり、実行した後は分析・改善策を実行するといった過程を繰り返していきます。
このような計画と実行、改善のサイクルを「PDCAサイクル」と呼びますが、PDCAサイクルを常に回していき、その都度出てきた新たな課題に対応し改善していく必要があります。
WEBサイトは構築後育てていく
WEBサイトは、構築して公開したらそれで終わりではありません。
Webマーケティング業界はトレンドの移り変わりが早いため、新しい手法や技術は出ていないか、アップデート情報がないかをアンテナを張り巡らせておく必要があります。
例えば、これまで検索上位に入っていたページも、アップデートが行われて順位が下がり、以前のように集客できなくなったということもよく起こります。
一度築いた戦略で対応しようとするのではなく、積極的に情報取集を行い、自社のWEBサイト構築に反映していかなければなりません。
構築後も、WEBサイトを常に育てていく気持ちで頻度高く更新し、顧客のニーズを満たす情報を発信し続けるWEBサイトであり続けましょう。
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