ホームページでの集客に成功すれば、企業の認知度アップや利益に直結する効果が見込めます。
過去のホームページ制作であまり成果につながらなかった企業はもちろん、これから自社サイトを立ち上げる企業も、集客できる仕組みを徹底すれば、今よりも大きな結果が出せるでしょう。
この記事では、集客に失敗するホームページと成功するホームページの違いを説明した上で、実践できる集客のコツや方法を紹介します。
目次
ホームページ制作で見込める集客効果
ホームページを制作する際にしっかりと対策すれば、大きな集客も見込めます。
具体的に、ホームページ制作で期待できる集客効果は次の通りです。
- 問い合わせ・資料請求が増える
- 商品やサービスの販売・提供に繋がる
- 企業の認知度向上・イメージアップに繋がる
- 店舗への集客が増える
- SNSで拡散され、一気に集客できる可能性がある
なぜ、ホームページ制作に注力するだけで上記のような集客効果が見込めるのでしょうか。
その理由は、ユーザーがGoogleなどのブラウザで検索したキーワードに対し、検索結果画面の上位に自社のホームページが表示される可能性が高まるからです。上位表示されるほど、訪れるユーザー数は増えるので集客にも繋がるというわけです。
また、顕在顧客だけでなく潜在顧客の集客にも期待できるという理由もあります。
顕在顧客とは、自分のニーズを自覚し、悩みを解決するためにリサーチなど行なっている顧客層のことを指します。自社のサービスや商品を知られていなくても、本人のニーズに当てはまることさえ認識させれば見込み客へと繋がります。
そして潜在顧客とは、自分のニーズにまだ気づいていない段階の顧客層を指します。この場合でも、潜在顧客が検索しそうなキーワードで自社ホームページが上位表示されれば、見込み客へと繋がる可能性があるのです。
ホームページを制作したのに集客効果が出ない!その原因と特徴
「ホームページを制作して公開してから時間が経つのに全然集客に繋がらない」という企業も多いのではないでしょうか。
ここでは集客効果のないホームページの特徴について解説します。自社のホームページに該当していないか確認しましょう。
ターゲット・目的が定まっていない
ターゲットと目的が明確化されていないままホームページを制作しても集客効果は見込めません。
具体的には、自社のページを「どんな人に見て欲しいのか」「見てくれた人にどんなアクションをとって欲しいのか」が定まっていない状態です。
この場合、ページを訪れたユーザーがすぐに離脱する可能性が高くなります。
そのため、該当のページは「ユーザーに評価されないページ」とGoogleに認識されてしまい、結果としてGoogleからの評価も落ち、検索画面での順位もさらに上がりにくくなります。
ユーザー目線で制作されていない
ホームページの外観やデザインを重視するあまり、ユーザーにとって見やすい導線になっていない場合があります。
ユーザーが必要とする情報にすぐにたどり着けない構成のホームページは、どれだけデザインが優れていても集客には繋がりません。
また、この場合もユーザー評価が低い=グーグル評価が低い=検索画面で上位表示されない要因となります。
コンテンツ量が少ない・質が低い
ホームページのコンテンツ不足も集客できない原因の一つです。
コンテンツとは、あなたのホームページを訪れた人が、探しているもしくは悩んでいることを解決してくれる情報を指します。
特にコンテンツ内容についてはSEOの観点で重視されており、ユーザーが知りたい情報が得られないページは質の悪いサイトだと判断され、評価が下がります。
定期的・継続的な更新ができていない
ホームページを作ったものの、更新が止まったままだと情報が古いと見なされます。
そのため、ユーザーはサイトに訪問しなくなり、グーグル評価も下がります。
また、企業の経営状況も停滞していると捉えられ、企業のイメージダウンにもなりかねません。
サービスの訴求ポイントが明確化されていない
自社のサービスや商品の強みを明確にしないままホームページを運営しても集客はうまくいきません。
サイトを訪れたユーザーは、自分の求めていた解決策が見つからないだけでなく、企業の魅力がわからずにページからすぐに離脱するでしょう。
またユーザーは常に他社と比較していることが多いので、他にはない魅力や強みを訴求しないことには集客には繋がりません。
制作したホームページで集客するコツ5選
集客がうまくいくホームページを制作するにはいくつかコツがあります。ここでは必ず取り入れて欲しい施策を5つ紹介します。
- ペルソナ(ターゲット)を設定する
- ゴール(目的)を明確化する
- ユーザーファーストを意識した構成にする
- 定期的に更新する
- アクセス解析を用いサイトの改善を行う
ペルソナ(ターゲット)を設定する
ペルソナの設定は、ホームページの方向性を決めるために必須です。
具体的なペルソナ像を設定すれば、ターゲットとなるユーザーがどんな悩みや問題を抱え、どんな情報を求めているかが見えるようになります。
ペルソナを設定する際は、基本情報(年齢・性別・職業など)と、人柄(性格・趣味・生活習慣など)を深掘りしていきます。さらに、平日と休日のタイムスケジュールの流れなども事細かに、リアルな人物像を設定すると良いでしょう。
ゴール(目的)を明確化する
なんのためにホームページを制作するのか、その目的を明確にします。
一般的には会社案内・人材募集・商品やサービスの紹介などが目的です。
さらに集客で成功するためには、
- ホームページ訪問者からの問合せに繋げたい
- ホームページ訪問者からの資料請求に繋げたい
- メルマガなどの購読に繋げたい
- 商品・サービスの購入に繋げたい
などを具体的に設定します。
そうすることで、訪れてくれたユーザーにどうアクションをとって欲しいのかがわかり、サイトの構成や設計もしやすくなります。
ユーザーファーストを意識した構成にする
ユーザーファーストを意識した構成とは、ユーザーにとって使い勝手の良いホームページであることを指します。
具体的には、ユーザーが求める情報を見やすい導線で、わかりやすく説明している構成です。
また、ページの読み込み速度や操作のしやすさも大事なポイントです。
【ユーザーファーストなホームページの特徴】
- 文字や画像の配置が見やすい
- 長時間の閲覧でもストレスを感じさせないデザイン
- 情報やコンテンツが整理されていて読みやすい
- ユーザーの悩みの解決策がある
つまり、ユーザーが探している答えを最短で導くように設計することを意識すればいいのです。
上記の特徴を満たせばグーグルからも評価され、検索結果画面で上位表示も見込めます。
定期的に更新する
ホームページの内容は常に最新情報を掲載するようにします。
というのも、古い情報のまま更新が止まっているページよりも、新しい情報があるページの方が人が集まるからです。
そのため、コンテンツの更新をする際は、ホームページのどの部分を更新するかをあらかじめ決めておけば、運用もスムーズに行えます。
例えば、コラム記事やスタッフブログ、お客様の声や会社実績などでも良いでしょう。
自社のページを見て欲しいユーザーが求める内容を考えれば、自然とどこを更新すれば良いかが見えてくるはずです。
アクセス解析を用いてサイトの改善を行う
ホームページの集客を成功させるためには、サイトの改善を行うことが非常に重要です。
ターゲットに合わせたサイトを制作し、常に最新情報を更新していても、必ずしもユーザーが満足しているとは限りません。
そのためにも、グーグルアナリティクスなどのアクセス解析ツールを使って、自社サイトの現状を把握する必要があります。
解析ツールでは具体的に、月間の新規ユーザー数やページの閲覧数、滞在時間など様々な情報が得られます。
アクセス解析でわかった課題を改善し、サイトに反映→効果測定を繰り返すことで、より高い集客効果のあるホームページにしていきます。
制作したホームページでアクセスを増やす集客方法7選
ホームページを制作しても集客できなければ意味がありません。
ここでは集客するための方法をお伝えします。
予算をかけない方法と、予算をかけて短期的にアクセス数を増やす方法がありますが、長期的な利益を考えれば低予算でできる対策を地道に続けることがおすすめです。
低予算で集客する方法
予算をかけずに集客するおすすめの方法は3つあります。
- SEO対策
- MEO対策
- SNS投稿
これらはコンテンツマーケティングとも呼ばれる手法で、しっかりと対策すればユーザーとの関係性も築ける集客方法です。
メリットとしては、中小企業や個人サイトでも広告費をかけずに集客ができる点で、デメリットは成果が出るまでに時間と労力がかかることです。
それでは、一つずつ詳しく見ていきましょう。
SEO対策
SEOとは、Search Engine Optimizationの略で「検索エンジン最適化」を意味します。
グーグルやYahoo!の検索エンジンで特定のキーワードを調べた際に、自社サイトが上位に表示されるようにするための対策です。
検索結果で上位に表示されると、自社のサービスや商品に関心のあるユーザーが多く訪れることになり、安定した集客に繋げることができます。
MEO対策
MEOとは、Map Engine Optimizationの略で「マップエンジン最適化」を意味し、グーグルマップの地図検索で上位表示を目指すための対策です。
たとえば「地域名+キーワード」で検索をした時に、地図上に該当するお店や会社が表示されます。
この検索結果に上位で表示されればユーザーの目に留まり、ホームページを訪れてくれるきっかけに繋がるのです。
また、MEO対策に成功するとSEO対策としても有利で、検索画面での上位表示が期待できます。
SNS投稿
SNSに自社の公式アカウントを作り、ターゲットに向けて情報を発信します。
SNSは無料で使えて、スマートフォンがあればすぐに始められる点がポイントです。
ターゲットをしっかり決めて投稿を続ければ、同じ趣味の人が自然と集まるだけでなく、投稿がシェアされたりリツートされたりすることで勝手に拡散する可能性もあります。
つまり、場合によってはSNSだけでもかなりの集客が見込めるのです。
利用者の多いSNSには、Instagram、Facebook、twitter、TikTokが挙げられますが、自社のサービスや商品、ターゲット層に合わせて使い分けると良いでしょう。
短期で集客できる方法
予算がある場合は、広告費をかけて集客する方法もおすすめです。
主に4つの方法があります。
- リスティング広告
- ディスプレイ広告
- リターゲティング広告
- SNS広告
これらはインターネット広告とも呼ばれ、ウェブサイトやアプリに表示される広告のことを指します。
短期間で集客効果が見込めますが、場合によっては予想以上に費用がかかることもあるので少額の予算から始めることをおすすめします。
リスティング広告
リスティング広告とは、ユーザーが検索したキーワードと関連性の高い広告を検索結果画面に表示させるもので、検索結果画面の上部や下部に「広告」や「スポンサー」と表示されるサイトがリスティング広告にあたります。
自分のニーズを把握している顕在顧客にアプローチすることができるので、ページの訪問率も高くなります。
また、有料広告の中では比較的低予算で始められる広告です。
ディスプレイ広告
ディスプレイ広告とは、Webサイト内の広告枠に表示される広告のことです。
画像や動画、テキストなどをバナー形式で掲載することが多く、バナー広告とも呼ばれます。
リスティング広告とは違って、顕在から潜在顧客まで幅広くアプローチすることができます。
また、広告の表現もある程度自由で、画像や動画、テキストを組み合わせることができるため、ビジュアル訴求に強いというメリットもあります。
リターゲティング広告
リターゲティング広告とは、過去に自社のホームページを訪れたことがあるユーザーを後追いする広告のことです。
一度サイトに興味を持ったユーザーに絞って広告を配信できるため、リスティング広告やディスプレイ広告よりもコンバージョン率が高くなりやすいという特徴があります。
SNS広告
InstagramやTwitterなど、SNSの広告枠に掲載する広告です。
SNSは幅広い世代のユーザーが日常的に利用しており、タイムラインやストーリーズに広告を流すだけでも自然と目に留まるというメリットがあります。
そのため、自分のニーズにまだ気づいていないユーザーにもアプローチできます。
自社ホームページに適した集客方法を見極めるポイント
制作したホームページで集客を成功させるコツは、上記でお伝えしたコンテンツマーケティングと広告配信がありますが、自社に適した方法を見つけるには次のポイントを押さえましょう。
現状を把握する
まずは自社ホームページの現状を把握し、どの施策が最適かを確認します。
すでにホームページを開設している場合は、SEO対策やSNS投稿などのコンテンツマーケティングを施すことが低予算でできる施策でおすすめです。
また急ピッチで集客が必要な場合は、広告費をかける施策の中でも顕在顧客にターゲットを絞ったリリスティング広告が良いでしょう。
しかし、中には更新が止まっているサイトで、スマートフォンやタブレット端末に対応できない様式のものもあります。
そういった場合はコンテンツマーケティングや広告運用する以前の問題なので、まずは新しくサイトを作り変える必要があるでしょう。
使える予算を確認する
ホームページの運用には、コンテンツマーケティングにせよ広告運用にせよある程度のお金がかかります。
広告費が潤沢にある場合は、短期間で集客しやすいリスティングやリターゲティング広告がおすすめです。
また、SEO対策やSNS投稿などの集客に時間と労力がかかるコンテンツマーケティングをする場合も、専門のプロ業者に委託する方法もあるので、一度検討してみるのもおすすめです。
いずれにせよ、費用対効果はしっかりと社内で検討してから、なるべく無駄がないよう予算を使うようにしましょう。
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