Webマーケティングを始める人の最初の難関は、多すぎる専門用語ではないでしょうか?
聞きなれない横文字や似たような略語が多すぎて、会話についていけない…なんてことにならないように、Webマーケティング初心者が最低限覚えておきたい基本的な用語に絞って解説します。
目次
Webマーケティングの基本用語
SEO
SEOはSearch Engine Optimizationの略で、“検索エンジン最適化”を意味し、検索結果の上位に表示させるために、自社のWebサイト内のコンテンツや構造を最適化する施策のことを指します。
例えば、ユーザーはGoogleやYahoo!などに代表される検索エンジンで調べたいキーワードを入力して検索しますが、検索順位によって自社サイトへの流入数が増減するため、Webマーケティングを行う上では重要な施策と言えます。
検索クエリ
検索クエリとは、ユーザーが実際に検索するキーワードのことを指します。
自社サイトにどんなクエリで流入してきているか、またどのようなクエリで検索しているユーザーを流入させたいかなど、Webマーケティングを行う上では、まず初めにリサーチするべき事項です。
コンテンツマーケティング
コンテンツマーケティングとは、ユーザーにとって価値のあるコンテンツを提供することによって、潜在顧客から見込み顧客を育て、ファン化することで購買に繋げるマーケティング手法です。
コンテンツマーケティングとして使われる媒体は、ブログやSNSなど様々で、ユーザーが「知りたい!」と思う価値のあるコンテンツを提供し続けることが重要なポイントです。
オウンドメディア
オウンドメディア(Owned Media)とは、自社で保有するメディアのことを指します。
特にブログやウェブマガジンを指すことが多いですが、広義ではホームページやSNSのアカウントを含めることもあります。
コーポレートサイト
コーポレートサイトとは、会社概要や事業内容、どのような製品・サービスを取り扱っているのか、採用やIR情報などを掲載しているWebサイトのことです。
コーポレートサイトは、信用やブランドイメージにも影響する会社の顔であるため、何年も更新が止まっていたり、古いデザインのままだったりしている場合は注意が必要です。
LP(ランディングページ)
LPとはLanding Pageの略称で、検索エンジンやWeb広告などから、ユーザーが一番はじめに訪れるページを指します。
またより狭義でいえば、広告などに掲載するリンク先として設定されるページのことを指し、例えば「商品やサービスの申し込み」「キャンペーンの詳細」など、メインサイトとは別に、特定の目的のために作られたWebページをランディングページと呼びます。
ソーシャルメディアマーケティング
ソーシャルメディアマーケティングとは、SNSマーケティングとも呼ばれ、TwitterやInstagram、YouTubeなどのSNSを使ったマーケティング手法を指します。
Webマーケティングの効果指標用語
KPI(重要業績評価指標)
KPIとはKey Performance Indicatorの略で、「重要業績評価指標」を指し、施策の達成目標に対しての達成度合いを定義するための指標です。
似た言葉にKGI(Key Goal Indicator)というものもありますが、こちらは「重要目標達成指標」と訳します。両者の違いを簡単に言うと、KPIが“中間目標”で、KGIは“最終目標”と言えます。
Googleアナリティクス
Googleアナリティクスとは、Googleが提供するアクセス解析ツールです。
基本無料で利用でき、「サイトの訪問者数」「どこから来たのか」「ページの滞在時間」などのデータを計測することができます。
このデータを分析することによって、既に実施した施策の効果測定だけでなく、どんな施策をすれば効果が出そうかなど、今後の指標にすることも可能です。
PV (ページビュー)
PVとはPage Viewの略で、Webページが表示された回数を指し、Webサイトの閲覧数を計る指標としてよく利用されます。
セッション(訪問数)
ユーザーがWebサイトを訪問し、サイトを離脱するまでの一連の流れを指します。
PVと似ていますが、セッション内であれば同じユーザーが何度そのWebページを閲覧してもカウントは1となり、PVは閲覧ごとにカウントされる点が異なるため、注意が必要です。
UU(ユニークユーザー)
UUは、Unique Userの略で、Webサイトに訪れたユーザー数のことです。
例えば、あるユーザーがWebサイトを5ページ閲覧した場合、PVは5でUUは1となります。尚、UUは一定期間内であれば、何度サイトを訪問してもカウントは1のままです。
直帰率・離脱率
直帰率とは、Webサイトの訪問者が一番初めにアクセスしたページのみを閲覧して、そのまま立ち去った割合を指します。
一方、離脱率はWebサイトのあるページ閲覧を最後に別のサイトなどに離脱した割合を指します。
オーガニック検索
オーガニック検索は自然検索と言い、GoogleやYahoo!などの検索エンジンの検索結果からのアクセスのうち、リスティング広告からの流入を除いたものを指します。
リファラー
リファラーとは、リンクをクリックして別のページに移動した際の、リンク元となったページを指します。
ユーザーがどこからサイトに流入したかがわかるため、ユーザーの行動パターンを知るための重要な要素となります。
リーチ
リーチとは、広告などの到達率、つまり何人にその広告が見られたかを表す指標で、Webマーケティング以外でも使用される用語です。
インプレッション
インプレッションとは、Web上で広告が表示された回数を意味します。
あくまでも“表示された回数”であるため、必ずしもユーザーの目に触れたわけではない点に注意です。
エンゲージメント
エンゲージメント指標とは、ユーザーが何かしらのアクションを起こした回数を表す指標です。
SNSの効果測定でよく使用され、主にユーザーの「いいね!」や投稿のシェア・コメントなどのアクションを指します。
CTR(クリック率)
CTRとはClick Through Rateの略で、Web上で広告が表示された際にクリックされた割合を表します。
クリック数÷インプレッション数で算出でき、ユーザーが広告の内容に興味を持ったかどうかを判断する際に使用されます。
CPC(クリック単価)
CPCとはCost Per Clickの略で、1クリック辺りにかかるコストのことを指し、クリック単価とも呼ばれています。
リスティング広告などで使用されることが多く、コスト÷クリック数で算出します。
CV(コンバージョン)
CVとはコンバージョン(Conversion)の略で、Web上で達成された成果を指します。
例えば、Webサイトの閲覧者が商品購入することがCV(コンバージョン)になったり、他にも資料請求することがCV(コンバージョン)になったりと、企業によって求める成果が異なります。
CVR(コンバージョン率)
CVRはConversion Rateの略で、コンバージョン率とも呼ばれ、Webサイトの特定の指標(例:PVやUU)に対して、成果が達成された割合を指します。
期間内のCV数÷期間内のPV数などで算出され、広告の効果測定で使われるデータです。
CPA(顧客獲得単価)
CPAとは、Cost Per Acquisitionの略で、コンバージョン単価とも言い、1件のCV(コンバージョン)を獲得するためにかかった広告コスト(成果単価)を指します。
CPAの数値によって、そのWeb広告には効果があったかどうかを判断する指標となるため、各種データの中でも重要視されています。
Web広告関連の用語
ディスプレイ広告
ディスプレイ広告は、Webサイトの広告枠に表示される画像やテキスト・動画などで視覚的に表現した広告のことです。バナー形式で表示されるため、バナー広告とも呼ばれています。
リスティング広告は検索エンジンの検索結果にテキスト表示されますが、ディスプレイ広告は検索エンジン以外にも、閲覧中のページにも表示されます。
テキスト広告
ディスプレイ広告の枠などに、文字のみで表示させる広告のことです。
リスティング広告
リスティング広告とは、検索エンジンでユーザーが入力したキーワードと連動して表示される広告で、検索連動型広告(PPC)とも呼ばれています。
分かりやすく言うと、検索エンジンで検索した際に、検索結果の一番上や一番下に出てくる「広告」と書かれたテキスト部分を指します。
アフィリエイト広告
アフィリエイト広告は成果報酬型広告とも呼ばれており、ホームページやブログなどに商品やサービスの紹介とリンクを掲載してもらい、そのリンクからの商品購入数やクリック数などに応じて広告主が成果報酬を支払う形式の広告です。
Webマーケティング用語は伝え方が大切
Webマーケティングで使用される用語は英語をベースとした略語が多く、使いこなすのは大変かもしれません。
もちろんWebマーケティングの現場で使われる用語を覚えることは大切ですが、企業や職種によってはWebマーケティングの専門用語で話されても理解できない場合もあるため、ただ用語を覚えて使うだけでは意味がありません。
それよりもまず自身が一つ一つの用語の意味を理解した上で、「この数値を指標にしたら、どういう効果が出るのか」「この手法を使えば、どんな成果につながるのか」など、相手によって丁寧にわかりやすく伝えることが大切です。
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