webマーケティングの業務内容はかなり幅広く、実務経験がないと仕事内容がわかりにくいことがあります。
今回はwebマーケティングに向いてる人、向いていない人の特徴を解説します。
webマーケティングに向いてる人を解説
webマーケティングに向いてるタイプはどんな人でしょうか?
結果を目に見える数字で残したい人
数字やデータなど、結果を目に見える数値で残したい人はWebマーケティングに向いてるといえます。
例えば、自社販売サイトの売り上げが落ちたり、流入数が減っているなどの状況で、改善して施策を打つには数字を読む力が必要です。
また、webマーケティングでは、訪問ユーザーの増加、CTR(クリック率)、CVR(成約率)の改善などデータで明確に見えるため、自分が企画した施策提案がどれほど効果があったのか数字で明らかになる醍醐味があります。
実際のwebマーケティングでは、ユーザーの心理などデータ以外の要素も関わってきますが、理数系タイプに向いているといえます。
論理的な思考が好きな人
論理的な思考が好きな人はWebマーケティングに向いてるといえます。
Webマーケティングの現場においては、予期せぬ事態が頻発します。アクセス数が減っている、成約率があがらない…などのネガティブな状況でも現実に向きあい、適切な施策を打つことが求められるでしょう。
成功確率の高い施策には、どれだけ深堀りした分析ができるかが重要です。
Webマーケティングでは、主に3つの考え方を軸に業務を遂行します。
- Why:なぜするのか
- What:なにをするのか
- how:どうやってするのか
そして課題分析と仮説構築>施策立案>検証>改善>再検証というサイクルの流れを作り、なぜ課題が発生しているのか、どうすれば改善できるか、どう検証すればいいのか、数字やデータを基に現状をロジカルに分析整理し、企画や施策を進めていきます。
クライアントと自社の課題を適切に理解し、仮説を立て、ステークホルダーにわかりやすく伝えるには論理的な思考が重要です。
Webマーケティングにおいて、ロジカルシンキングを実践するには訓練が必要であり、これを身につけることは必然です。
だからこそ、普段から論理的に思考する人は、特にWebマーケティングに向いてるといえます。
人の行動や心理に興味がある人、気遣いができる人
Webマーケティングでは論理的な思考が重要ですが、実際に商品を購入するのは人間なので、様々な感情や心情に影響されます。
ゆえに、Webマーケティングでは論理的ではない人間の心情を読み解くことも重要になるのです。また、
- それを見た人がなぜ購入したのか
- 逆になぜ購入しなかったのか
- ユーザーがより購入したくなるには何をすべきか
など、ユーザーの心理から逆算して判明する事実もあります。
心理学や行動経済学に興味関心がある人、気遣いがある人もWebマーケティングに向いてると言えるでしょう。
失敗を恐れない人
webマーケティングでは、とりあえず一度試してみて、その結果を分析し、その後、修正するという手法が取られます。理由としては絶対的な正解がないこと、結果が数値で現れることが挙げられます。
例えば、webメディアの記事をライティングする際に、アップロードした後の滞在率などによって、記事を修正することがあります。
そのため、失敗を恐れずにチャレンジできる人がwebマーケティングに向いているのです。
粘り強い人
webマーケティングは、地道な施策と分析検証の繰り返しです。
経験豊富なwebマーケッターであれば、1回の施策で大きな結果を出すことも可能でしょう。
しかし、細かい改善を粘り強く地道に結果がでるまで続ける人こそが、本質的にwebマーケティングの現場で求められる人材といえます。
理系出身で分析や検証に慣れている人や、地道な作業が得意な人はwebマーケティングに向いているといえるでしょう。
マルチタスクにおいても業務遂行できる人
webマーケティングでは、複数のクライアントからの依頼を遂行するマルチタスクになることも多いため、それぞれ異なるプロジェクトを並行して対応する必要があります。
そのため、同じ作業を一点集中で行うのが得意な人より、マルチタスクが得意な人には適した職業といえます。
コミュニケーション能力が高い
webマーケティングはお金やクライアントのリソースを扱う仕事なので、業務中の報告、連絡、相談の徹底が重要になります。
また、webマーケティングの世界は細分化が進んでおり、異なる企業に属する複数の関係者とやりとりしながら、プロジェクトを進めるケースが増えています。
コミュケーション力が高い人がwebマーケティングに向いてるといえるでしょう。
ITやWEBに興味がある
webマーケティング領域では、新しい技術の登場により求められる手法も変わります。そのため、技術面での最新情報をいち早くキャッチできる人が優位に立てるのです。
例えば、スマートフォン登場時に、PC中心に施策を打っていたマーケッターたちは素早い方向転換を求められました。中には情報戦に乗り遅れて売り上げを落とした企業もあります。
技術の進歩サイクルも早まっています。そのため好奇心があり、より新しいものを取り入れるチャレンジ精神がある人が、適しているといえるでしょう。
変化についていける人
webマーケティング領域では、市場変化のスピードが速く、トレンド、技術面、分析手法など日進月歩で進化しています。
また、購買層の意識も日々変化します。
はじめてwebマーケティング業務に携わると、市場変化の速さに驚くかもしれません。
変化を恐れず、積極的に自身のマーケティングスキルを更新できる人には適しています。
主体的に動ける人
webマーケティングがカバーする領域には、アフィリエイト、リスティング、SNSなどさまざまな分野があり、日々状況が変化し続けています。
webマーケティングに携わるならば、主体的に各メディアに興味を持ち、アカウントを取って広告運用を試すような姿勢が必要になります。
業務において受け身ではなく、積極的に提案施策できるタイプの人に向いています。
パワーポイントやエクセルが得意
webマーケティングはパワーポイントやエクセルを用いることが多く、特にクライアントワークにおいては必須といえます。
クライアントに対して提案する際、高品質のパワーポイント資料を作成するスキルが求められます。一方で、社内での業務はほとんどがエクセルなどを使用した分析作業中心になります。
パワーポイントとエクセルの高いスキルがあり、緻密で細かい作業が得意な人は、webマーケティングの現場で重宝されます。
時間を忘れて没頭できる人
労力に関わらず、結果が求められるのがwebマーケティングの世界です。
目標数値に達していない場合、改善アイデアを考えたり新たな提案資料を作るため、粘り強く対応する必要があります。
目標達成のためなら、時間を忘れて作業に打ち込める人が向いている職業といえるでしょう。
年齢を気にせず働ける人
webマーケテイングの会社に勤務する人の平均年齢は、30才能前後といわれています。
また、成果が重要視される業界なので、人によっては若くして役員に抜擢されるようなケースもあります。
逆に社会人として経験豊富でも、webの世界が初めてだと学ぶべき内容も多くなります。
世代を気にせず、謙虚に学んでいける人は順調にキャリアを形成できる業界といえます。
Webマーケティングに向いていない人の特徴
次に、Webマーケティングに向いていない人の特徴を挙げていきます。
数字に抵抗感がある人
webマーケティングの世界はあらゆる結果が数値で現れます。ゆえに、数字が苦手で見るのも嫌だという人は仕事がつらくなってしまう可能性があります。
しかし、数字が得意ではないが、勉強しながら慣れていきたいという意思があれば、そうとも限りません。
安定志向の人
WEBマーケティングの仕事では自らトレンドをリサーチし、新しいツールを試行し、業務の課題について積極的に提言できる人材が好まれます。
web業界は移り変わりが激しいため、正社員という雇用形態につよいこだわりのある人、一つの会社で一生勤め上げたいという人、定年まで上司に頼まれた業務を静かにこなしたいという価値観の人には向いていないかもしれません。
パソコンに向き合うのが苦手な人
webマーケティングは確実にパソコンを使用する業務です。
パソコンについての知識が無い人、パソコンそのものが嫌いという人には向いていない職業といえます。
常に受け身の人
webマーケティングでは、施策を考えて実行する、改善してまた実行するというサイクルが重要です。
現場で求められるのは考えて実行することであり、ただ作業することではありません。
自分の意見を提案できない人、自分で考えられない人は新しいアイデアを生み出すことはできず、モチベーションも上がりません。
一人で作業するのが苦手な人
WEBマーケティングでは、クライアントやチームの仲間とのコミュニケーションが大切です。しかし、分析や資料作成など緻密なプロセスをコツコツ作業する場面が多い業務でもあります。
常に誰かと話をしていないと落ち着かない、コツコツ一人で作業するのが苦手という人はWEBマーケティングに向いていないといえます。
学ぶことが嫌いな人
WEBマーケティングは、ひとつの学問といえるほど学ぶべき内容があります。また、最新のマーケティング手法や、ネットのトレンドについても学ぶ必要があります。
業績の数値が思わしくないときにチーム内やクライアントから厳しい評価があったとしても謙虚に受け入れ改善に活かす姿勢も求められます。
WEBマーケティングの仕事は、向上心がない人や学ぶことに抵抗がある人には、向いていないといえます。
ルーティンワークを好む人
WEBマーケティングの仕事は、思考と実験を繰り返していく仕事です。
技術は日々進歩し、市場環境によって様々な手法を使い分ける必要があり、現場では変化に対し柔軟に対処できる人が好まれます。
ゆえに、ルーティンワークを好む人は変化についていけず、業績を上げることが難しくなります。
単純作業を好む人には向いていないと言えるでしょう。
座り仕事が苦手な人
WEBマーケティングの仕事は、デスクワークが中心です。座り仕事が厳しい人には向いていないといえます。
立ち仕事の経験が長い、歩き回って人と頻繁にコミュニーケーションを取るのが好きという人にも向いていないでしょう。
評価を気にしたくない人
WEBマーケティングは、決まった仕事を期限内に終わらせれば評価される仕事とは異ります。
webマーケティングでは、期限内に仕事を終わらせても売り上げにつながっていないと評価されません。
努力や労働時間に評価を求める人には向いていません。
webマーケティングの向き不向きとは
ここまで、webマーケティングの向き不向きについて見てきました。
しかし、webマーケティングに向いていない人でも成功しているケースも多くあります。
例えば、数字が苦手であっても、人間心理を読むセンスが抜群に高い、PCが苦手であっても、マーケティング能力が高くチームを統括できるといった人もいます。
web業界は将来性も高く、キャリアを積むこともできるため、例えば今の仕事に将来性を感じられない方は、webマーケティングの仕事にチャレンジしてみるのもいいでしょう。
webマーケティングならマーケティングユニットへ
今回はwebマーケティングに向いてる人、向いていない人の傾向を紹介しました。
マーケティングユニットは、様々なプロ人材が持つスキルをユニットとして提供し、お客様の描くwebマーケティングを最適化し、理想的なビジネスマネジメントを実現します。
【マーケティングユニットの特徴】
- 必要なスキルを必要なタイミングで提供
- 様々なスキルを持ったプロ人材が課題を解決
- MAツール「SATORI」公式パートナーNo.1実績
WEBサイト作成、WEBマネジメント、ライティング依頼などお気軽にお問い合わせください。